安息香酸は、エゴノキ科アンソクコウノキの樹脂にも含まれるが、現在は専ら化学合成されている。
各種の微生物に対して増殖抑制作用があるので、保存料として、キャビア、マーガリン、清涼飲料水、栄養ドリンク、シロップ、しょう油などに使用される。
2006年に、イギリスで、清涼飲料水に添加されていた安息香酸とビタミンCが反応して、発ガン性物質のベンゼンが生成されていたことが判明し、製品を自主回収するという騒動があった。
安息香酸は、安息香酸Na同様毒性が強いので、最も避けるべき要注意添加物のひとつである。
LD50 1460mg/Kg 安息香酸 保存料 合成 要注意